山梨県の探偵事務所

山梨県の特徴と浮気調査の傾向

山梨県は、富士山や南アルプス、八ヶ岳、奥秩父山地など標高2,000メートルから3,000メートルを超える山々に囲まれている。中心部の甲府盆地は、盆地気候の特徴をよく表し、夏の酷暑と冬の厳寒がともに顕著である。しかし、豪雪地帯の南アルプス市や南巨摩郡の早川町などを除けば、真冬でも降雪はさほど多くはない。

県全体の人口は約81万人で、47都道府県中42位となっている。最も人口が多い市町村は県庁所在地の甲府市で約19万人が居住している。2位は甲府市に隣接する甲斐市で約8万人。3位は南アルプス市で約7万人が暮らす。笛吹（ふえふき）市にも約7万人が暮らすが、南アルプス市より若干少ないため4位となっている。山梨県の面積は全国32位であるが、8割を山岳地が占めるため可住地面積は全国45位である。

山梨県といえば富士山のイメージが強く、有名な観光地も富士山に関係した場所が多い。たとえば、山中湖村にある山中湖と、富士河口湖町にある河口湖・西湖（さいこ）・精進湖（しょうじこ）、それに富士河口湖町と身延町にまたがる本栖湖（もとすこ）からなる「富士五湖」エリアだ。富士山の噴火によってできた、これらの湖を囲むようにリゾート地が点在しており、ハイキングや登山、ウインタースポーツ、魚釣りなどを楽しむことができる。

富士五湖エリアで恋人たちに人気が高いスポットとしては、西湖の南西にある鳴沢氷穴（なるさわひょうけつ）と、富岳風穴（ふがくふうけつ）が挙げられる。ともに、青木ヶ原樹海の豊かな緑の中にある洞窟で、内部に入って見学することができる。

鳴沢氷穴は起伏に富む竪穴型洞窟で、最深部は地下21メートルに達する。氷穴と呼ばれる通り、洞窟内は一年中氷に覆われている。天井からしみ出した水滴が少しずつ凍ってできる氷柱が美しく、最大化するのは4月頃で、年によっては直径50センチ・高さ5メートルまでに成長することもある。

一方、富岳風穴は横穴型洞窟で、総延長201メートル、高さは8.7メートルに及び、内部は夏でもひんやりと涼しく、平均気温は3度ほどとなっている。比較的なだらかで歩きやすく、氷柱や溶岩棚、縄状（なわじょう）溶岩などを見ることができる。洞窟の壁が玄武岩質で音を吸収する性質をもっているため、音が反響しない。そのため中は薄暗いだけでなく静まり返っている。洞窟の内部を恋人と2人で歩くと、不安な感覚とその神秘的な雰囲気から、おたがいを頼り求め合い、よりいっそう恋愛感情も高まっていくようである。

遊園地で思いっきり楽しみたいというカップルに人気なのは、河口湖の南東、富士吉田市にある富士急ハイランドだ。園内には世界記録に認定された世界一のアトラクションも多く、雄大な富士山を間近に眺めながら多彩な遊戯施設を体験できる。超巨大なローラーコースターをはじめ、加速度世界一のローラーコースター、ホラーハウスなど、人気のアトラクションが盛りだくさんで、時間がたつのを忘れて楽しんでいるカップルも多い。

北杜（ほくと）市の茅ヶ岳（かやがたけ）の山麓に広がる大自然の中には「花と幸せのテーマビレッジ・ハイジの村」がある。懐かしいアニメ『アルプスの少女ハイジ』のテーマパークである。4月中旬くらいから見頃を迎えるチューリップを皮切りに、スイスの街並みを想わせる園内には、次々に花々が咲いていく。5月初旬にはジャーマンアイリス、7月はアジサイやラベンダー、8月はひまわりなど、季節によってさまざまな花が見頃を迎える。

中でもバラが見頃を迎える5月下旬からの約1ヶ月は、約230メートルも続く「日本一長いバラの回廊」をはじめ、「バラのステージ」や「お姫様のバラ園」などの施設に花が咲き乱れ、広大な敷地内を彩る。夏と冬はイルミネーションなどを楽しむイベントも開催される。ゲートをくぐった瞬間から、すっかりスイスのハイジの国に迷いこんでしまったかのような雰囲気で、メルヘンの世界を楽しんでいる不倫カップルも多い。

山梨県では、移動に電車やバスのような公共交通機関よりも、車が利用されることが多い。不倫の密会も、ほとんどは車が利用される。そのため、尾行等の浮気調査も車を使って行わることになる。探偵は調査対象を車で尾行するケースも多い。尾行相手の運転している車に気づかれにくい運転技術を備えていることも、山梨県の浮気調査では重要になってくる。

山梨県のラブホテル事情

山梨県には約60軒のラブホテルがあり、数の多さでは47都道府県中39位である。20歳以上人口10万人あたりの数は約8.5軒で、全国17位となっている。全体数では少ない方だが、人口あたりの軒数では順位が上がる。このことから、山梨県ではラブホテルが比較的よく利用されていると思われる。不倫・浮気の密会も、ラブホテルが利用されことが多いと考えることができる。

最もラブホテルが多い市町村は、最も人口の多い県庁所在地の甲府市ではなく笛吹市で、20軒を超える。市内に広く分布しているが国道20号線沿いに集中している地域がある。2位が甲斐市で10数件のラブホテルがあり、中央自動車道と中部横断自動車道の双葉ジャンクションの南に集中している地域がある。3位が甲府市で数軒のラブホテルが営業しており、郊外に多い傾向がある。

山梨県には名湯、秘湯、さまざまな効能の温泉が数多くあるが、浮気・不倫の密会に使われやすい宿がある温泉地として、まず考えられるのは笛吹市の石和（いさわ）温泉である。高度経済成長時代になってから開発された歴史の浅い温泉地であるが、アクセスが容易なことから京浜地区の奥座敷として発展した。団体客向けの歓楽温泉として知られ、コンパニオンを配置した温泉旅館、スナックやバーなどの酒場、風俗店も栄えていた。

しかし、団体旅行の低迷により、近年では個人客に力を入れ、温泉街の浄化等、イメージ向上を図っている。肌がつるつるになる泉質ということで女性に好まれるとともに、客室数の多い大きなホテルが多いため泊まりやすく、アクセスもよい。さらに、温泉街にはお酒を飲みにいける店も多いということで、大人のカップルの人気は高い。

恋人とゆったり過ごせることでは、南巨摩郡身延町の下部（しもべ）温泉の評価が高い。富士川支流の下部川沿いの山間にある閑静な温泉地だ。シーズンには、蛍の飛び交うロマンチックな様子を楽しめる場所もあり、人気スポットとなっている。山梨県にはたくさんの「武田信玄の隠し湯」があるが、ここもその1つで、古くから骨折や切り傷に効く湯として知られてきた、湯治温泉の名湯である。数軒の宿が点在する昔ながらのひなびた温泉地の雰囲気が残り、散策で往時の風情を味わえる。静かな環境の中で、のんびり滞在して楽しみたい大人のカップル向けの温泉地である。