宮崎県の探偵事務所

宮崎県の特徴と浮気調査の傾向

九州の東部、少し南寄りに位置する宮崎県。県木である「フェニックス」からもイメージされるように、日本でありながら南国ムードがあふれる県だ。原産地がアフリカ西海岸に近い太平洋上に浮かぶカナリア諸島のため、カナリーヤシといわれるが、日本では一般にフェニックスと呼ばれている。

歴史をひもとくと、約5万年前に遡（さかのぼ）る。中期旧石器の終わりごろ、宮崎県に人が暮らし始めたとされる。宮崎県北部に位置する西臼杵（にしうすき）郡日之影（ひのかげ）町の出羽（いずるは）洞窟、県の中部にある児湯（こゆ）郡川南（かわなみ）町の後牟田（うしろむた）遺跡が発掘され、当時からの暮らしぶりが裏付けられている。

また、日本最古の歴史書「古事記」「日本書紀」には神話や天皇の系譜などが記され、日向（ひゅうが）に住んだといわれる神々が「日向神話」に登場し、日向は日本の歴史において重要な地とされている。日向は、飛鳥時代（592～710年）から明治時代初期の地方行政区分の1つ「日向国（ひゅうがのくに）」のことといっていい。「日本書紀」には、景行（けいこう）天皇と日本武尊（やまとたけるのみこと）の西征説話という神話において、「是の国は直く日の出づる方に向けり」と言われたことから、日向国と名づけられたとされる。

日本では高度経済成長期（1954～1973年）に婚姻数の増加と消費拡大を背景に、結婚式が自宅でなく式場やホテルで行われるようになり、旅行会社によって「新婚旅行」「ハネムーン」がセット旅行として商品化され、一般的になっていった。「日の出づる方に向けり」という、神話においても日の光（陽光）に恵まれていたり、前述した「南国ムードあふれる」イメージがあったりする影響か、新婚旅行のメッカとして人気を博し、1974（昭和49）年には結婚した約100万組のうち4割近い約37万組が、ハネムーンで宮崎県へ出かけたとされる。昭和50年代にハワイが現実的な新婚旅行先の1つになるまで、宮崎県は代表的なハネムーンの目的地であった。現在では温暖な気候も手伝って、プロ野球のキャンプ地としても注目を集めているほか、観光や旅行の目的地としても安定した人気を誇っている。

宮崎県のラブホテル事情

宮崎県のラブホテル数は約130軒。都道府県別では多いほうから数えて全国17位になる。20歳以上の人口10万人あたりのラブホテル数に換算すると、約14.1軒で全国1位。全国平均は約5.4軒なので、宮崎県ではその3倍近い数のラブホテルがあることになる。つまり、人口あたりのラブホテル数が最も多い宮崎県では、浮気・不倫にラブホテルを利用する機会が多いということだろう。

宮崎県でラブホテルが最も多いのは、宮崎市の青島・大淀川エリア。宮崎市でデートスポットといえば、冬の夜間イベントのイルミネーションがロマンチックで、その他の季節もさまざまな花が楽しめる「フローランテ宮崎」。250羽のフラミンゴが音楽に合わせて踊るフラミンゴショーの実演で人気の「宮崎市フェニックス植物園」、太平洋に面して南北約11キロにわたって広がる「フェニックス・シーガイア・リゾート」も浮気・不倫カップルが訪れる定番スポットだ。また、青島エリアには、縁結びで知られる「青島神社」がある。手をつないで恋を語りながら、長さ120メートルの弥生橋を渡る2人の姿は、頻繁に目にされる。宮崎市では市内中心部のほか、南部にもラブホテルが多いのが特徴だ。

宮崎市に次いでラブホテルが多いのは都城市。都城市には、本格醸造施設もある「霧島ファクトリーガーデン」や、雨や曇りの日にはプラネタリウムでその日の星空の解説がある「たちばな天文台」があり、施設のあとにラブホテルへ向かうケースも珍しくない。次にラブホテルが多いのは延岡市。日中の美しい風景、そして夜景もすてきな「愛宕（あたご）山展望台」、日本三大名滝にも選ばれている「那智（なち）の滝」など、延岡市には自然や景色を楽しめるデートスポットがある。

そのほか、数は多くないものの、小林市、日向市、日南市、西都（さいと）市、えびの市、串間市にもラボホテルがある。小林市には、世界の珍しい淡水魚が見られる「出の山（いでのやま）淡水魚水族館」、100万本のコスモスが人々を魅了する「花の駅 生駒高原」がある。日向市には、カップルも多く集う「願いが叶うクルスの海」、日南市には「大堂津（おおどうつ）海水浴場」「富士海水浴場」「栄松（さかえまつ）ビーチ」といった素晴らしい砂浜があり、ファミリーの娯楽はもちろん、カップルの出会いの場にもなっている。西都市には「西都原古墳群」「西都原考古学博物館」などがあり、歴史好きのカップルのデートコースとしても知られている。えびの市にはコバルトブルーの色をした神秘的な「不動池」のほか、「白鳥温泉上湯（うえゆ）」では露天風呂、蒸し風呂、源泉の噴気が立ち込める温泉地獄などがあり、市内を一望できるのも魅力。串間市には美しい海岸線が続く、サーフィンのメッカ「恋ケ浦」がある。波に乗らずに2人で散歩するだけでもいい、格好のデートスポットだ。

郡部では児湯（こゆ）郡にラブホテルが多く、東臼杵（ひがしうすき）郡にも複数のラブホテルがある。児湯郡には梅や桜、ツツジが楽しめる「舞鶴公園」、古墳の霊を慰めるための特異な石像群が見られる、宮崎観光遺産「高鍋大師」など見どころが豊富。東臼杵郡には、鳥のさえずりが耳にやさしく、マイナスイオンをたっぷり感じることのできる「渡川（どがわ）ダム湖」、愛を誓う絆の鐘に恋人たちが集う、その名もズバリ「恋人の丘」もある。

宮崎県はラブホテルが人口に対して多い理由の１つとして、若い人が実家暮らしをしている割合が高いという事情がある。「経験人数」はそれほど上位でないものの、「浮気率」7位で、「性生活の満足度」1位であることを考えると、同じ浮気相手と長く深くつきあうカップルが、宮崎県では少なくないのかもしれない。

宮崎県では自家用車の普及率が高く、通勤に車を使う人が多い。浮気・不倫の際も、移動に自家用車を利用するのが一般的だ。もしも浮気調査を依頼するとしたら、相手に感づかれずに車両で尾行する技術を有していることは、探偵事務所・興信所選びのポイントとなるだろう。その点を考慮するなら、経験豊富な調査員がいるかどうか、が重要になってくるかもしれない。

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