静岡県の探偵事務所

静岡県の特徴と浮気調査の傾向

旧国名で、遠江国（とおとうみのくに）・駿河国（するがのくに）・伊豆国（いずのくに）と呼ばれた3国で成立しているのが、現在の静岡県である。旧3国それぞれの地域の特性に違いがあるため、同じ静岡県内でも、住民の意識や方言、文化面にも大きな違いが見られる。また、静岡県の県旗は、3地域それぞれのシンボルである「御前崎」「富士山」「伊豆半島」と「駿河湾」からデザインされている。

県全体の人口は約360万人で、47都道府県中10位となっている。最も人口が多い市町村は、旧遠江国に属する浜松市で79万人である。二番目は県庁所在地で旧駿河の国の静岡市で約69万人となっている。続いて旧駿河の国の富士市の約24万人、沼津市の約19万人。その次は旧遠江国の磐田市で約17万人である。旧伊豆国で一番人口が多い市町村は、県内10位で約11万人が暮らす三島市となっている。

静岡県に人気の観光地は多い。特に伊豆には温泉地とともに有名観光地がひしめいている。だが、カップルで訪れたいデートスポットしては、まず浜松市の「うなぎパイファクトリー」が挙げられる。静岡を代表する銘菓であり『夜のお菓子』のキャッチフレーズで有名な「うなぎパイ」の春華堂の工場だ。ここでは、うなぎパイの製造工程見学や、工場直売店でのお土産の購入ができる。また静岡銘茶と一緒にお菓子を味わえるカフェサロンも併設している。恋人どうしで思う存分に、夜のお菓子を堪能することができるだろう。

富士山に関係したデートスポットして欠かせないのは、富士宮市の白糸ノ滝だ。富士山の雪解け水が、高さ20メートル・幅150メートルの湾曲した絶壁から湧き出し、大小数百の滝が流れ落ちている。その姿は白糸の名のごとく、幾筋（いくすじ）もの絹糸を垂らしているように見える。国の名勝及び天然記念物にも指定され、「観光百選滝の部」１位に選ばれたこともある。優雅な美しさで、幻想的な世界を見せてくれるため、カップルにも大人気となっている。

ショッピングを楽しむなら、御殿場市の「御殿場プレミアム・アウトレット」であろう。国内最大規模のアウトレットで、デザイナーズブランドも含め高級ブランドが数多く出店し、193の販売店舗と15の飲食店が集まっている。ファッションはもちろん、アウトドア、スポーツ、インテリア、雑貨など品揃えも豊富だ。富士山の勇壮な姿を間近に望むこともでき、その開放的な雰囲気を好んでショッピングに来る不倫カップルも多い。

代表的な海水浴場としては、熱海市伊の熱海サンビーチがある。防波堤があるため、大きな波が入りにくく安全に泳ぐことができることから、カップルにも大人気だ。夜は砂浜がライトアップされ、幻想的でロマンチックな雰囲気を味わうことができる。近くには「寛一・お宮の像」もある。寛一とお宮は、尾崎紅葉の小説『金色夜叉』の主役2人で、小説の中のワンシーンが像になっている。そのシーンについて、ごく簡単に説明すると物語の序盤のこんな場面である。

「寛一とお宮はお互いに慕い合う許嫁（いいなずけ）どうしであったが、お宮は資産家の遠山に見染められる。すると、金に目がくらんだお宮は、婚約を一方的に破棄。貧乏学生の寛一を裏切って遠山に嫁ぐ。怒った寛一は、熱海の海岸でお宮を蹴り飛ばす」

後に小説が舞台化され、このシーンで、寛一がお宮に向かって投げつける言葉は名ゼリフとして有名だ。「来年の今月今夜のこの月を僕の涙で曇らせてみせる～」ぜひカップルで訪れ、物語の中の男女の裏切りや、痴情のもつれなどについて考えてみるのもいいかもしれない。

静岡県の中でも、人口が多い浜松市や静岡市の中心地では、浮気調査も都会型の尾行や張り込みが採用されることになる。しかし、中心部から離れれば、静岡県では車を利用して移動するのが一般的である。不倫にも車が利用されるため、尾行や張り込み等の調査も車を使うことがほとんどとなる。不倫調査を行うには、調査対象に気づかれないように車で追跡する運転技術と経験を備えていることも重要である。静岡県の事情に精通した豊富な経験と、確かな技術を備えた探偵に依頼することが調査成功のカギになるだろう。

静岡県のラブホテル事情

静岡県には約220軒のラブホテルがあり、47都道府県中の順位は大阪府に次いで5位と高いが、20歳以上人口10万人あたりの軒数は約7.3軒で、全国22位となる。全国的に見た場合、数としては多いが、人口当たりの割合としては中位である。このことから、静岡県では、不倫・浮気の密会にラブホテルが利用されることも多いが、その他の場所で行われることも想定しておくことが必要だ。

最もラブホテルの数が多い市町村は、県庁所在地の静岡市で約50軒ある。広い範囲に点在しているが、静岡駅の西や東名高速道路の静岡ICの周辺に多く集まっている。2番目に多いのは浜松市で50件近くのラブホテルがある。こちらも広い地域に分布しているものの、東名高速道路の浜松ICの周辺にかなり多く集中している。また、国道1号線の近くにもラブホテルが連なっている。3番目は沼津市で20以上が営業しており、東名高速道路の沼津ICの周辺に多いようだ。御殿場市と焼津市、富士市にも約10軒のラブホテルがある。

静岡県には、東京の奥座敷と呼ばれる熱海温泉をはじめ、有名な温泉は数限りなくある。そんな中からカップルに人気で、不倫の密会にも使われることが多い温泉を特に選んで挙げておきたい。まずは伊豆市の修善寺温泉である。温泉街のシンボルは、街の中心部にある独鈷（とっこ）の湯だ。弘法大師が湧出させたとされる湯が湧き、足湯としても利用できる施設となっている。

修善寺には、源平合戦から鎌倉時代初期の源氏に関する史跡も多く、夏目漱石や芥川龍之介などの文人の足跡も残る。温泉街は「竹林の小径」など、情緒を感じさせる遊歩道も整備されているため、歴史のロマンに浸りながらカップルで散策するにはもってこいである。

同じく伊豆市にある湯ヶ島温泉は、ノーベル文学賞受賞者の川端康成が『伊豆の踊り子』を執筆し、同小説の舞台にもなった場所だ。井上靖の自伝的小説『しろばんば』の舞台としても有名で、梶井基次郎が結核の静養をした地としても知られる。伊豆随一の名瀑（めいばく）「浄蓮の滝」にも近く、天城連山に囲まれた山あいの静かな雰囲気の温泉地で、恋人と過ごす時間は格別であろう。

県庁所在地の静岡市にある温泉としては、梅ヶ島温泉がある。古文書の湯治記録には、徳川家康、徳川秀忠の名もあり、江戸時代にはかなり有名な温泉地であったようだ。幕末から明治にかけての湯治客には、清水次郎長、乃木希典の名も見られる。創傷や外傷に効能のある温泉として知られ、第二次世界大戦中は帝国陸軍の保養施設にもなっている。

県道29号の北端に位置し、山梨県との県境にも近い秘境の温泉郷である。深山幽谷とも呼ぶべき、この温泉で一夜をともにすれば、カップルの気持ちも1つになるに違いない。

浜松市の温泉としては、西区舞阪町の弁天島温泉がある。精のつく食べ物といえばウナギだが、そのウナギの養殖で有名な浜名湖の南にある温泉地で、交通アクセスの良さから発展してきた。この地は、東海道の江戸から数えて30番目の宿場町である。その名残として旧東海道に唯一残る脇本陣「舞阪宿脇本陣」や、約700メートルに渡って「旧東海道松並木」も現存し、江戸情緒をしのばせる。

遠浅の美しい砂浜が続く「弁天島海浜公園」は、海水浴や潮干狩りを楽しむ人たちで賑わい、レジャースポットとして人気を集めている。また、弁天島シンボルタワーと呼ばれる朱色の巨大な鳥居が浜名湖上に建っており、夕日に赤く染まる浜名湖を背景にした大鳥居の姿は圧巻である。恋人と潮風に吹かれながら、歴史を感じさせる湖畔の夕暮れ時を散策すれば、恋の炎も夕日のように赤く燃え上がるだろう。

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